治療の痛みと傷跡の状態
タトゥーの除去で気になるのは、費用だけではありません。治療の際の痛みや回復にかかる時間、傷跡の状態なども心配になりますよね。
治療時の痛みとアフターケア
そこで、それぞれの治療ごとに紹介していきたいと思います。
レーザー
- 痛み…輪ゴムで軽くはじかれる程度の痛みはあるが、麻酔クリームなどで軽減できる。それでも痛いのはイヤという人には、局所麻酔を行なってくれるところもある(局所麻酔なら痛みは無い)
- 回復にかかる時間…レーザー照射によるヒリヒリとした痛みは2、3日で消え、赤味は2~4週間程度で消える。レーザーで破壊された色素が、体外へ排出され、組織が元に戻るまでには4~8週間程度かかる
- 傷跡の状態…黒一色で、浅いものの場合、きれいに除去できるが、タトゥーの色や程度によって、跡が肌の色よりも白っぽくなることもある
- ケアの方法…抗生剤の入った軟膏を塗り、ガーゼやテープで覆う。色素沈着を防ぐために、外出時は日焼け止めを塗るなど、紫外線を防ぐ必要がある
削皮・剥離(アブレーション)
- 痛み…治療中は麻酔を使用するため痛みはないが、治療後に、傷口がうずくことがある
- 回復にかかる時間…個人差が大きいが、半年から1年程度
- 傷跡の状態…あざややけどのような傷跡が残る
- ケアの方法…軟膏などを塗り、テープや包帯で処置。治療後、3~6カ月程度、傷が広がらないようにテープで圧迫するときれいに治る
皮膚移植
- 痛み…麻酔を使用するため、施術中は痛みはないが、傷口がうずいたり、ヒリヒリする痛みを感じることがある
- 回復にかかる時間…個人差が大きいが半年から1年程度
- 傷跡の状態…移植元、移植先ともに傷跡が残る。とくに移植先は、やけどのような跡が残り、ケロイド状として残りやすい
- ケアの方法…移植元、移植先ともに軟膏を塗って、移植元には人工皮膚を貼り付け、ガーゼなどでカバーする
切除手術
- 痛み…局所麻酔を行なうので、施術中は痛みはないが、術後、痛みや熱感、つっぱり感、かゆみなどが出てくることがある
- 回復にかかる時間…タトゥーの大きさにもよるが、3~6カ月後くらいで赤みが引き、徐々に自然な感じになる
- 傷跡の状態…タトゥーを除去した部分に縫合の傷跡が残る(丁寧な切開・縫合、術後のケアによって、最小限の傷跡に抑えることができる)
- ケアの方法…痛みや熱感が強い場合は、傷口が濡れないように冷やす
参考サイト:タトゥーをキレイに消すには